Artist's commentary
後輩さんと朝練の待ち合わせ
ペン設定をいろいろ試すついでに描いた落書きでございます。 朝練――素敵ですね。自分は小中高と運動部に所属しておりましたが、朝練なんて経験したことございません。別にサボっていた訳ではなく、単に誰も朝練を提案しなかったのです。でも、もしかしたら誰か(女の子が)自主練してるかも、なんて考えて朝早く部活に向かったことも一度だけあります。――誰もいませんでした。せつねえ。やる気ゲージは地に落ちました。……練習中止。教室行ってフテ寝しよう。そう決めて自分のクラスへ。――鍵がかかっていました。泣ける。早く登校し過ぎました。しばらく廊下でボケーっと突っ立ておりましたが、施錠されていない窓を発見。そこから侵入に成功です。さて、誰か話し相手が登校して来るまで寝ようかな……と思ったのも束の間、誰かが教室の鍵を開けて入って来ました。――全く会話したことの無い人(♂)でした。気まずい。一応挨拶してみましたがスルーされました。よく見ると彼はヘッドホンを被り音楽を大音量で聴いているようです。無視したんじゃなくて聞こえなかったのね。その後も彼とは特に会話もなく、早朝の静まり返った教室に、ヘッドホンから盛大に音漏れした音楽だけが鳴り響きます。――「プリキュ~ア♪プリキュ~ア♪」ぶっちゃけありえない。野郎2人の教室に響き渡るアノ曲。やる気ゲージは奈落に落ちました。なんか、もう、帰りたい……。 ………………以上が朝練にまつわる唯一の思い出です。