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Artist's commentary
魔月遊戯
夜が明るい。
二人の隠婦が声を弾ませて、お互いの体を擦り合わせている。
革とベルト、何より肉の目立つボンテージ姿。その肌肉は磁器のようで、それぞれに赤みと青みを透かしている。
肩も乳房も、女陰すら、隠されてはいない。その痴肉こそが、服を際立たせているようだった。
そうした服の他、乳首や淫核のピアッシングを楽しむ彼女らの心が、夜を燃やしている。
互いの腰に回した手は離さず、既に人のものではない体温を感じ合い、肌肉と、その下に流れる血潮を、波打たせる。
「ああ、今夜はどうするのかしらね?」
「男どものブタチンポをハムにしちゃうなんて、どうかしら」
「それなら、ずっとしゃぶってやって、溶かしてしまった方が楽しそうだわ」
「あはははっ、そんなこと言ってたら、ねえ、ほら、クリが硬くなってきちゃった」
「うふふ、ほんとね。実は、私もよ」
そうして、指を這わせ、接吻をし、ピアスとピアスが当たる音が、夜の時を刻む。
二人の欲望が、いつまでこの夜の下に収まっているものか。二人はもう、これからのことなど忘れて、それぞれの体に没頭し始めていた。